給与交渉のコツとNG行動

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看護職における給与交渉のコツは、業界調査をきちんと行い、客観的に見て、自分の価値がどのくらいなのかということをしっかりと把握することが重要です。
給与交渉の材料は、多すぎて困るということはありません。そのため、業界の動向から周辺の看護師の給与情報、勤務先の財務状態や今後の方針など、集めることができる情報は可能な限り集めるようにしましょう。それらの情報は、自分が提示する給与がいかに適正であるかを根拠付けるデータになるため、手を抜くことなく準備しておくことが重要です。

給与交渉の際に行いがちなNG行動が、給与アップありきで話す、自分の価値を理解していない発言をする、給与アップの根拠を揃えていないという3点です。
交渉する人事の人も、人間です。給与アップありきの高圧的な態度で臨んでいては通る話も通らなくなりますし、根拠がなければ納得しません。高圧的な態度では臨まないと思っている人も多いかもしれませんが、実際給与交渉の機会が来ると、知らず知らずのうちにヒートアップし、高圧的な態度になってしまう人も少なくありません。

特に、同期の人が給与アップしたのになぜ自分の給与は上がっていないのかなど、感情的な理由で給与交渉に行くと、必ずと言っていいほど失敗します。まずは冷静に落ち着いて、客観的に自分の価値を見直すことが、給与交渉成功への第一歩となります。
給与交渉に行く際はもう一度、客観的に見て自分の提示する給与は妥当なものかどうかを考え、あくまで仕事を頑張っていきたいので、その対価として給与アップを希望するというスタンスで臨むようにしましょう。